• ワインケーキ 箱リニューアル

    ミュージアムショップで販売している「ワインケーキ」の箱が新しくなりました!
    クロード・モネの《睡蓮》が正面に印刷され、アサヒグループ大山崎山荘美術館本館のイラストが両サイドにあしらわれています。金色が目を引く豪華なパッケージです。

    クリスマスのプレゼントや手土産などにいかがでしょうか。
    当館のミュージアムショップでしか手に入りませんので、ご来館の際はぜひお買い求めください。

  • 開館30周年記念サイトがオープンしました!

    アサヒグループ大山崎山荘美術館は、来年2026年4月に開館30周年を迎えます。
    それに先立ち、本日特設サイトを開設しました。

    スタッフのおすすめは、「バーチャル・モネギャラリー」です。
    当館所蔵のクロード・モネ作品8点を、細部までご堪能いただけるようになっていますので、ぜひご覧ください。

    また、こちらのトピックでは30周年を祝うイベントや企画展の情報、ミュージアムショップの新商品などをご紹介します。さらに、普段ご覧いただけない展示室の裏側のようすなども、みなさまにお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!

操作ガイド

  • 拡大・縮小

    マウススクロール

    タッチピンチ

  • 視点移動

    マウスクリック&ドラッグ

    タッチスワイプ

  • 作品切り替え

    画面下 ― [前へ] [次へ]

ギャラリーを出る
1 / 8

エトルタの朝

01.

1883年

縦65×横81cm

フランス北西部、ノルマンディー地方の海岸線沿いに位置するエトルタは、石灰質の白い断崖がつづく景勝地として知られ、19世紀には多くの芸術家たちが訪れるようになりました。モネが初めてこの地を訪れたのは、1868年末のことです。1883年から86年にかけては、ほぼ毎年のように滞在し、季節や天候の変化に応じて複雑な地形を描きわけました。本作で描かれたのは、海岸線から大きく突き出たポルト・ダモンと呼ばれる岸壁です。朝の光に包まれた浜辺に、泡立つ波が寄せています。

睡蓮

02.

1907年

縦90×横93cm

モネは1883年、フランス北西部の小村ジヴェルニーに移り住み、同地で後半生を過ごしました。自然豊かな田舎で庭づくりに没頭し、1895年にはセーヌ川の支流から水を引いた「水の庭」を完成させます。庭の水景、とりわけ池に浮かぶスイレンをテーマにモネは、最晩年まで数多くの連作を手がけました。比較的早い時期に制作された本作は、奥行きのある構図で、約90センチ四方の画面の中に、黄色やピンクのスイレンが描かれています。葉の表面は白く照らされており、空と対岸の木々が反射したほの暗い水面に映えています。

睡蓮

03.

1914 - 1917年

縦130×横152cm

モネは1883年、フランス北西部の小村ジヴェルニーに移り住み、同地で後半生を過ごしました。自然豊かな田舎で庭づくりに没頭し、1895年にはセーヌ川の支流から水を引いた「水の庭」を完成させます。庭の水景、とりわけ池に浮かぶスイレンをテーマにモネは、最晩年まで数多くの連作を手がけました。本作では、円形に植えられたスイレンがやや上方から描かれています。白やピンクの色をかさねて描かれた4輪の花に加えて、画面左と右下には蕾の姿も見えます。

睡蓮

04.

1914 - 1917年

縦200×横200cm

晩年のモネが抱いたのは、巨大なスイレンの絵画によって部屋の壁面を覆う「大装飾画」の構想でした。現在オランジュリー美術館(フランス、パリ)で公開されている「大装飾画」のために、画家は1914年以降、長辺約2メートルにもおよぶ巨大な作品をいくつも制作するようになります。そのひとつである本作に描かれた池は、紫や緑の絵の具が複雑に塗りかさねられており、混じりあう枝垂れ柳と空の反映がみごとに表現されています。画面左側には、木漏れ日によってきらめく水面も見られます。

睡蓮

05.

1914 - 1917年

縦150×横200cm

晩年のモネが抱いたのは、巨大なスイレンの絵画によって部屋の壁面を覆う「大装飾画」の構想でした。現在オランジュリー美術館(フランス、パリ)で公開されている「大装飾画」のために、画家は1914年以降、長辺約2メートルにもおよぶ巨大な作品をいくつも制作するようになります。手前に描かれたスイレンの花は、構造が細かに描きこまれ、画面から立ち上がるような立体感があります。画面左上の単純化された白いスイレンとは対照的で、新しい赤色の品種に向けられた、画家の熱い視線が感じられます。

睡蓮

06.

1914 - 1917年

縦180×横200cm

晩年のモネが抱いたのは、巨大なスイレンの絵画によって部屋の壁面を覆う「大装飾画」の構想でした。現在オランジュリー美術館(フランス、パリ)で公開されている「大装飾画」のために、画家は1914年以降、長辺約2メートルにもおよぶ巨大な作品をいくつも制作するようになります。そのひとつである本作は、円形に植えられたスイレンの葉が黄色に輝く様子が、日食時にあらわれる光の環を連想させることから、「コロナ」の愛称でも親しまれています。太く大胆な筆致によって、水中の茎まではっきりと描かれています。

アイリス

07.

1914 - 1917年

縦200×横150cm

モネは、後半生を過ごしたフランス北西部の小村ジヴェルニーで庭づくりに没頭し、1895年にはセーヌ川の支流から水を引いた「水の庭」を完成させました。アイリスはモネが好んだ植物のひとつで、岸辺にはさまざまな品種のものがたっぷりと植えられていたといいます。本作の画面中央には薄紫色のアイリスの花と、その下に茎や葉が見てとれます。画面中央から左下にみられる青色は、池の水面をあらわしているのでしょう。奔放な筆さばきと鮮やかな色彩が迫力を感じさせる作品です。

日本風太鼓橋

08.

1918 - 1924年

縦89×横93cm

モネは1883年、フランス北西部の小村ジヴェルニーに移り住み、同地で後半生を過ごしました。自然豊かな田舎で庭づくりに没頭し、1895年にはセーヌ川の支流から水を引いた「水の庭」を完成させます。池には世界各地からとり寄せた色とりどりのスイレンが浮かび、その上には、浮世絵からの影響を思わせる日本風の太鼓橋がかけられました。本作を描いたころのモネは白内障を患っており、ゆらめく大気のヴェールをまとったような画面からは、その影響が見てとれます。