開館30周年記念展示
くらしに花咲くデザイン ― 大正イマジュリィの世界
「イマジュリィ(imagerie)」は、イメージ図像を意味するフランス語です。
本展では、本や雑誌の挿画、装幀、絵はがき、ポスターなど大衆的な印刷物や版画の総称としてこの言葉を用いています。大衆文化が隆盛した大正時代には、印刷技術の革新を背景に出版文化が発展しました。藤島武二(1867–1943)、橋口五葉(1881–1921)、竹久夢二(1884–1934)ら当時新しい表現方法を模索していた画家たちも、同時代の美術界の動向と並走しながら、独自の表現を次々に生みだします。こうした動きのなかで、やがて杉浦非水(1876–1965)をはじめとする多くのグラフィックデザイナーが誕生し、モダンデザインに大きな影響を及ぼしました。
本展では、監修者である山田俊幸(1947–2024)の貴重なコレクション約320点を展覧し、多彩なデザインやイラストレーションをご紹介いたします。大正時代を中心に日本のくらしに花咲いた魅力あふれるイマジュリィの世界を、大正から昭和にかけての建築「大山崎山荘」をもつ当館でぜひご堪能ください。
竹久夢二・表紙『汝が碧き眼を開け』(セノオ楽譜56番) 1917年初版 / 1927年第7版 セノオ音楽出版社
小林かいち 絵はがきセット《二号街の女》(部分) 1925–26年頃 さくら井屋(京都)
高畠華宵「華宵便箋」表紙《願ひ》(部分) 1925年
橋口五葉・装幀/夏目漱石・著 寸珍『吾輩ハ猫デアル』 1911年初版 / 1919年第57版 大倉書店
杉浦非水〔右上より〕《たつなみそう》《てうせんあさがほ》《フロックス》《おほばこ》《スヰートピー》《わすれなぐさ》(部分) 『非水月刊図按』第1巻第1号 1918年 金尾文淵堂
竹久夢二・表紙『汝が碧き眼を開け』(セノオ楽譜56番) 1917年初版 / 1927年第7版 セノオ音楽出版社
橋口五葉・装幀/夏目漱石・著 寸珍『吾輩ハ猫デアル』 1911年初版 / 1919年第57版 大倉書店
小林かいち 絵はがきセット《二号街の女》(部分) 1925–26年頃 さくら井屋(京都)
杉浦非水〔右上より〕《たつなみそう》《てうせんあさがほ》《フロックス》《おほばこ》《スヰートピー》《わすれなぐさ》(部分) 『非水月刊図按』第1巻第1号 1918年 金尾文淵堂
高畠華宵「華宵便箋」表紙《願ひ》(部分) 1925年
詳細情報 Details
会期
2025年12月20日(土)-2026年3月8日(日)
10:00‐17:00 ※最終入館は16:30まで休館日
月曜日(ただし1月12日、2月23日の祝日は開館)、12月30日(火)―1月3日(土)、1月13日(火)、2月24日(火)主催
アサヒグループ大山崎山荘美術館特別協力
監修 山田俊幸
企画協力 株式会社キュレイターズ後援
京都府
大山崎町
大山崎町教育委員会
京都新聞
読売新聞京都総局
朝日新聞京都総局
毎日新聞京都支局
産経新聞社京都総局
NHK京都放送局
エフエム京都入館料
一般 1,500 円(1,400 円)
高大生 700 円(600 円)
中学生以下無料
障がい者手帳・ミライロID をお持ちの方 500 円
※()内は 20 名以上の団体の場合
※価格は全て税込表示です
会期中のイベントはこちらから → https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/taisho-imagerie/
プレスリリースはこちらから → https://www.asahigroup-oyamazaki.com/pressroom/
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